ペットのトラブルで鳴き声と並ぶよくある問題と解決方法

これで解決!マンショントラブルガイド

ペットの臭いがきつい

ペットにまつわるトラブルで「鳴き声」とともに上位にくるのが「臭い」のトラブル。臭いの感じ方は人それぞれで判別が難しいですが、いくらペット飼育可のマンションでも常識的な見解を持って対応することが大事です。

解決策

管理組合に報告する

感じ方の違いや飼い主のモラルの問題もあり、住人同士で話し合っても解決には結びつかないでしょう。特に隣人同士だと、言い出しにくいという問題もあります。そんな時は管理組合に相談することをおすすめします。第三者としての立場で判断してもらい、意見を求めることで飼い主が改善する場合もあります。

行政のサポートを受ける
  1. 道府県知事は、多数の動物の飼養又は保管に起因して周辺の生活環境が損なわれている事態として総理府令で定める事態が生じていると認めるときは、当該事態を生じさせている者に対し、期限を定めて、その事態を除去するために必要な措置をとるべきことを勧告することができる。
  2. 道府県知事は、前項の規定による勧告を受けた者がその勧告に係る措置をとらなかった場合において、特に必要があると認めるときは、その者に対し、期限を定めて、その勧告に係る措置をとるべきことを命ずることができる。
  3. 道府県知事は、市町村(特別区を含む。)の長(指定都市の長を除く。)に対し、前2項の規定による勧告又は命令に関し、必要な協力を求めることができる。

このように、行政はある程度の強制力を持っていますので、マンション内だけで解決が難しい時は有効な解決手段といえます。

ポイント

確認の仕方

当事者同士ではなく、管理組合や管理会社など第三者に判断を仰ぐ場合、言い方に気を付ける必要があります。「ペットの臭いがくさい」と直接的な言い方では相手も感情的になってしまうので、「異臭の発生源を探している」といったように、本当の目的は伏せて確認してもらう心遣いも必要。

最終的な解決方法

行政の勧告や命令を無視し続ける場合、損害賠償を請求する方法もあります。誰でも裁判沙汰は回避したい上に、お金も支払いたくないので、訴訟期日前に環境を改善し、トラブルが解決する可能性もあります。

このページの上部へ