マンション建替えの事業協力者を選ぶ方法

これで円滑!マンション建替えガイド

事業協力者の選定

事業協力者の候補がいくつか挙がったら、もっとも条件に合っていて信用がおけると思われる事業協力者を選定します。
選定の方法には、「随意方式」と「プロポーザル等による競争方式」という2つの方法があります。

随意方式

随意方式は、競争の方法によらず候補者の中から選択して、随意に契約を結ぶ方法です。プロポーザル等による競争方式に比べると短時間に選定を行うことができます。選定の際には事業協力者と建替え計画組織の間に癒着を疑われないよう、選定理由をはっきりさせたり情報を公開したりすることが必要です。

プロポーザル等による競争方式

プロポーザル等による競争方式は、候補者の競争による選定の方法です。
数社の候補者に建替えの条件や計画検討などを提示し、事業計画や保留床の販売予定価格などの内容を競います。
候補者の取り組み姿勢や事業計画案などから判断して選定ができ、マンション住民に選定理由を説明する際も根拠がある分楽に行うことができます。
ただし、事前に選定条件や評価基準を決めておく必要があり、手続きも多く手間や時間がかかります。

プロポーザル等方式の際に提示する、代表的な建替え条件例
  • 建替えの事業方式
  • 希望するマンション専有面積と間取り
  • 希望するマンションの設備
  • 希望する敷地計画(駐車場や共用施設など)
  • 利用できる補助金や制度についての考え
  • 新マンションのイメージ図
候補者に提出してもらう書類例
  • 建替え事業方式
  • 建替え事業の体制
  • 建替え事業のスケジュール
  • 建替え事業計画案(マンション市況について、保留床の販売予定価格についてなど)
  • 業務遂行上の各種条件についての考え方
    (仮住居や引越しへの対応について、任意転出者の住居の買い取りについて、新住居の選定方法についてなど)

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