還元条件(還元率)の設定について

これで円滑!マンション建替えガイド

還元条件の設定方法

建替え前の資産に対して権利変換上与えられる建替え後の権利の内容を「還元条件」といいます。この中でも建替え前の面積に対して、建替え後に負担なく取得できる面積の割合のことを「還元率」といい、「無償で取得できる新しいマンションの専有面積」÷「建替え前のマンションの専有面積」により算出されます。
例えば、建替え前の専有面積と新しいマンションの権利床面積が同じであれば、還元率は100%ということです。

還元条件(還元率)が決まる要因

還元条件は、建替え後マンションの総面積、新マンションの建築費用、保留床の処分金により決まります。 建替え後マンションの総面積は、建替え前の区分所有者が取得する床である「権利床」と、事業費をまかなうために処分する床である「保留床」で構成されます。

工事費は大きく分けると調査設計費と旧マンションの取り壊し費用、新マンションの工事費、事務手続費などが主な費用です。また、保留床の処分金は、「処分単価×面積」により求められます。

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