経常修繕と計画修繕の違いと行う必要性を紹介しています

これで成功!大規模修繕徹底ガイド

経常修繕と計画修繕について

マンションの修繕は、経常修繕と計画修繕の2つに分けることができます。簡単に説明すると、経常修繕は日常的で小規模な修繕で、計画修繕は比較的大規模な修繕。ここではその2つの修繕に関して、一例も併せて紹介しています。

経常修繕

破損部品の修理や取り替えなど、日常的に行われる小規模な修繕や、緊急時に対応する修繕のことを指します。日常的な修繕というと重要性を高く感じないかもしれませんが、小さな不具合箇所でも放置しておくと、そこから劣化が広がり、結果として多額の修繕費がかかる可能性もあります。そのため経常修繕はしっかりと行うことが大切。多額の修繕費用がかかる場合は修繕積立金を使うこともありますが、一般的には管理費を修繕費に充当します。

経常修繕の一例
  • 雨漏りの部分修繕
  • 水漏れ事故などの応急的修繕
  • 照明器具や各種機器の部品交換
  • 設備の軽微な破損部分の補修
  • 給水ポンプなど設備の不具合への対応

計画修繕

建物や部品の耐用年数や実際の劣化状況から判断し、長期的な計画を立てた上で行う修繕を指します。大規模修繕といわれるもので、工事も大掛かりになるため、多額の修繕費用がかかります。修繕費は、毎月の管理費とは別の修繕積立金から充当。工事期間も長くなることが多く、マンション住民の生活に支障をきたすこともあります。そのため、修繕実施前から住民同士で連携を取り合い、修繕に対する体制や心構えを作り上げることが大切。適切な計画修繕を行うことで、マンションの資産価値の維持や、その後の住みやすさにもつながります。

計画修繕の一例
  • 外壁の塗り替え工事
  • 屋根などの防水層の修繕工事
  • 給水・排水管の修繕工事
  • エレベーターの修繕工事
  • 機械式駐車場の修繕工事

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