大規模修繕の資金計画を立てる際の注意点や、資金が不足した時の対処法

これで成功!大規模修繕徹底ガイド

資金計画を立てる

大規模修繕の資金計画を立てる際は、建物調査の結果をもとに業者へ見積もりを出し、それを参考にして金額を設定します。見積金額と実際にかかる費用は違ってくることが多いので、見積もりよりも多めの金額を設定しておきましょう。

計画を立てる際の注意点

建物調査を参考にして工事内容や必要資金を設定していきますが、ここで重要なのは修繕積立金が不足しないように資金計画を作成することです。業者任せにするのではなく、過剰な工事や不必要な工事がないかなどを自分たちでも確認し、疑問点はその都度細かく聞いておきましょう。今回は資金に余裕があったからといって油断せず、次回以降の工事も見据えておくことが大切です。

資金が不足したとき

工事資金が不足した場合は住民からの一時金徴収、借入または融資制度の利用、使用する材料の見直し、工事の先送りなどの対策を行うことで、資金不足に対処することができます。しかし、急な一時金の徴収は住民の反発にあいやすく、借入や融資制度は利息のことも考えて借りる必要があります。また、使用していた材料が変更不可能だった場合は資金不足の解消にはならず、工事を先送りにして劣化・破損部分をそのままにしておくのも危険が伴うので、資金不足にならないような計画が大切です。

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