在来工法とPC工法の違いや修繕時期をご紹介

これで成功!大規模修繕徹底ガイド

屋根の工法と修繕

屋根の防水層の痛みは雨漏りの原因となりますので、痛んでしまう前に修繕を行う必要があります。実際に痛んでしまってからでは手遅れになってしまいますので、こまめな点検が必要です。

在来工法の場合

在来工法とは、日本で古来から発達してきた伝統的な建築方法を発展させた工法のことです。数年前までは「アスファルト露出防水」というアスファルトとルーフィングを数層に重ねた方式で施工されていました。しかし、近年では「外来熱本防水」という、防水層の上に断熱材を乗せた方式が一般化しています。この外来熱本防水方式により、よりいっそう屋根の防水性能と断熱性能が向上しました。

PC工法の場合

PC工法とは、工場で製造された鉄筋コンクリート製の部材を現場で組み立てる工法のことです。この工法はひび割れがおこることが少ないため、防水層を施していません。しかし、年月の経過とともに劣化する場合がありますので、防水層の取り替えの際には外断熱本防水工事をいっしょに実施するのが一般的です。

屋根防水の修繕時期

屋根防水の全面修繕を行う時期は、アスファルト露出防水の場合は12~15年、外断熱本防水の場合は20~25年が一般的だといわれています。
また、屋根防水には通常10年程度保証があり、その間は施工者の責任で修繕を行います。

修繕の方法

確実に防水を行うためには、既存の防水層を撤去して新規の防水層に張り替えるという方法が最善です。しかし割高となるため、既存防水層の亀裂箇所などを手直しして新規の防水層を貼り足す方法が採られることもあります。

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