長期修繕計画を作る時に必要な資料をご紹介

これで成功!大規模修繕徹底ガイド

基礎となるデータを収集する

長期修繕計画を作成するにあたって参考となる、長期修繕計画標準様式には「敷地、建物の概要」「設備、附属施設の概要」「会計状況」など、さまざまなチェック項目が用意されています。これらの項目について表記し、充実した修繕計画を作るためにも、マンションに関するデータを集めることが必要になります。

データ収集で行うこと

竣工図面の確認

竣工図面はマンション竣工時の状況を図面にしたもの。これを見ることで、建物の造りや各種設備の有無を知ることができます。

管理部分の把握

修繕対象となる共用部分。共用部分には、敷地内の給排水管や道路などもあります。それらについては、水道事業者や地方自治体によって管理されている場合も。外部機関に確認をとって、どこからが管理組合の管理領域であるのかをしっかりと把握しておくことが大切です。

日常的な管理データの確認

日々のマンション管理について記した業務日誌や、保守・点検時の報告書を参考にして、管理状況や過去に修繕を行った部分についてのデータを集めます。修繕時期設定や、修繕内容の決定に役立ちます。

参考となる資料の保管はしっかりと行う

いざデータを集めようと思っても、資料を紛失してしまっていると調べようがありません。マンションの竣工図面のような重要な資料は、管理組合で保管場所を定めて、しっかり管理しましょう。管理会社が資料を保管している場合もあるようですが、必要なときにすぐにチェックできるよう、できるだけ管理組合の手元に置いておくとよいでしょう。

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