遊戯施設の管理方法や修繕の目安について

これで成功!大規模修繕徹底ガイド

遊戯施設の修繕

遊戯施設は安全性の高い遊具を使用していますが、事故が多い場所です。事故の原因としては利用上の不注意によるものがほとんどですが、点検整備による事故も少なくありません。事故を未然に防ぐためにも、定期的な整備・修繕を行うようにしましょう。

修繕内容・修繕の目安

遊具は鉄やコンクリートのほか、木やプラスチックなどが素材として使用されています。そのため、素材や使用箇所によって点検や取り替えの周期が変わります。

ブランコ

金具や鎖の摩耗や緩みはもちろんですが、座盤についても割れがないかどうか3~7年に一度の周期で点検・修繕が必要です。また、傷み具合によっては新しい部品や製品と取り替える必要もあります。

すべり台

鉄製の場合は塗装のはがれやサビに注意を。人研ぎ石製のものはひび割れなどに注意してください。取り替えの目安は20年程度ですが、傷み具合によっては早めに取り替えることも検討しましょう。

木製の遊具

ロープは3年、木材は10年くらいの周期を目安として取り替えてください。部分的に痛む場所については3年程度で点検を行い、必要によってその部分だけを部材で補修すると効率的です。

砂場

こまめに清掃を行い、ガラス片や石などの危険物を取り除きます。また、清潔を保つためにも年に数回、新しい砂を補充するとよいでしょう。

場合によっては施設の見直しも

子どもが成長することにより施設が使用されなくなる、補修が多すぎる遊具があるなど、いくつか問題が発生してきたら遊戯施設全体の見直しを行うようにしましょう。
点検や調整・修繕により遊戯施設は長期で使用することが可能ですが、入居者のライフスタイルやニーズの変化、施設の耐用年数にあった姿に再整備することで、入居者の満足度を高めることができます。

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