工事実施前にマンション住民・施工側が行う準備

これで成功!大規模修繕徹底ガイド

工事実施直前の準備

工事請負契約を締結した後、修繕工事が開始されます。ただし、工事中は騒音の発生や、各種設備が一時的に使えなくなるなどの問題が発生するため、マンションの住民はもちろん、近隣に住む方々の協力も不可欠です。着工前にしっかりとした準備をしておき、後々に起こりうるトラブルを回避しましょう。

施主側(管理組合・修繕委員会)の準備

マンション住民への工事説明会を行い、工事を行う範囲や期間、安全対策などについて住民へ周知します。これまでに何度か住民に話していたとしても、確認の意味も込めて行いましょう。また、工事担当者やクレーム処理方法などについても定めておきます。説明会以外にも、ベランダや廊下においてある私物といった、工事の妨げになるようなものの撤去などを行い、工事に備えましょう。

施工側(施工会社)の準備と、それに対する協力体制の構築

施工会社は工事着工前に資材の搬出・搬入経路の確保や、各種官公庁への届け出を行います。また、仮説足場や養生シートを設置するため、住民の生活に支障が出るかもしれません。しかし、修繕を行う上で必要になることですので、住民側も理解を示し、工事がスムーズに進むよう施工会社への協力を心がけましょう。

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