大規模修繕工事を行う範囲の決め方について

これで成功!大規模修繕徹底ガイド

工事の範囲

建物調査の調査報告に基づき、工事を行う箇所・範囲を検討します。工事の範囲が広くなればそれだけ工事費も増えるため、予算との兼ね合いを考えて工事範囲を決定する必要があります。

工事が必要な範囲

工事の範囲は建物調査の結果や、住民から不具合の報告があった共用部分を中心に決めていきます。すべての劣化・破損部分を修繕することは難しいので、劣化・破損状態から優先順位を決め、すぐに工事が必要だと思われる範囲から修繕工事を行っていきましょう。

予算をもとに範囲を決める

大規模修繕工事を行うにあたっては、常に予算の事を念頭において検討していかなければなりません。工事範囲が広くなりすぎて資金が大幅に不足するような事態になれば、借り入れや一時金を徴収しなければならず、もし十分な資金があったとしてもそれを使い切ってしまえば、次の修繕を行うときに資金不足にもなりかねません。予算内に収めることも大切ですが、たとえ予算を超えてしまっても建物に重大な影響を与える危険がある場合は、借り入れや一時金の徴収を行ってでも工事をする必要があります。

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