大規模修繕のすべてを委託する責任施工（設計施工）

責任施工方式

責任施工（設計施工）とは、施工・設計・監理のすべてを施工会社に依頼する方式です。これに対し、設計事務所やコンサルタントを起用し、工事の施工と設計・監理業務を別々に行う方式を「設計監理（管理委託）方式」と言います。

設計監理（管理委託）の詳しい説明はこちら

責任施工方式の特長

責任施工で工事を行う際、施工会社数社に呼びかけ、調査診断・修繕基本計画・修繕設計・工事費見積もりなどを依頼。その結果から一社を選択し、大規模修繕工事を委託します。

【特長】
●管理組合は施工会社のみを選定する
●施工会社とのやり取りは管理組合が直接行なう
●施工会社によって工事の内容に差が出てくる
●第三者のチェックが入りにくい
●区分所有者に説明できるよう、充分な検討・整理が必要

責任施工方式の注意点

業務委託費はかかりませんが、価格競争が少ないことや専門的知識を持った第三者チェックがないため、本当に信頼できる施工会社への依頼が必要。工事の結果によっては割高になってしまう可能性もあります。